Spin Rate(スピン量)
とは文字通りインパクト時に
ボールのスピン量の事です。
各クラブで適正なスピン量があり、
また個々のヘッドスピードに
よっても適切なSPINRATE(スピン量)
は変わります。
ドライバーではスピン量をコントロールできないと
飛距離にとても影響します。
スピン量が多すぎると飛距離を
ロスしてしまいます。
上記の図は男子プロの
SPINRATE(スピン量)は2686pm、
女子プロは2611pmとなっています。
男子プロと女子プロの差を
見て欲しいのですが
女子プロの方がスピン量が少ないです。
女子プロの方が飛距離重視になって
低スピン高弾道で飛距離を出そうとしています。
男子プロは飛距離よりも安定重視なので
スピン量が少し多めになっています。
ホントに飛距離が欲しければもっと
SPINRATE(スピン量)
を減らすと飛距離はのばせます。
しかしスピン量が増えすぎると
ボールが高くフケ上がり、
ボールが前に進まず地面にお落ちてからも
ランが減りトータル飛距離が落ちます。
それにスピン量が増える事により
ボールの曲がり幅にも大きく影響します。
仮にボールにスピンが掛からなければ
球は曲がりません。
どちらかの方向に
真っすぐ飛ぶだけなのです。
だからスピンが増えればその分
ボールも曲がる量が大きくなります。
当スクールに体験レッスンで飛距離が出ないと
言って来られる人をトラックマン4で計測すると
大体は2800pm~3200pmの間の方が多いです。
スピン量が多すぎて飛距離を
大きくロスしてることになります。
単純にヘッドスピードとクラブの打点も
同じでSPINRATE(スピン量)
が3000m台の人が2000pm前後になれば
飛距離は15ヤード以上は伸びるでしょう
目次
ドライバーのSPINRATE(スピン量)
が多くなる原因と要素
ドライバーでSPINRATE(スピン量)が多い人
クラブの要因
・アタックアングル(入射角)
・フェースの打点
・インパクト時のロフト角
・シャフトが合っていない
・ティーアップが高すぎる
スイングの要因
・アウトサイドインでカット軌道になっている
・手打ちでボールを叩こうとしすぎて
体の回転が止まってる
・インパクトでターゲット方向に
体がスエーしてる
その他いろいろ原因はあります。
スピン量が多い人の中で一番の原因は
アウトサイドインの軌道で
インパクトでフェース面が開いて
スライスして右に曲がり、
ボールも飛ばない、
この原因が一番多いです。
そんな方がスピン量を減らすには
クラブをインサイドから下り、
インパクトでフェース面が開かないようにすれば
ドロー系の球が打てるようになり
大幅な飛距離アップも可能になります。
ドライバーでSPINRATE(スピン量)が少ない人
道具の要因
・シャフトが硬すぎる
・クラブが重過ぎりて振り切れない
・クラブヘッドのロフトが合っていない
・ティーアップが低すぎる
スイングの要因
・アタックアングルが鋭角に入りすぎてる
・打点が下過ぎる
・ボールを右足寄りに置き過ぎている
低スピンの方で飛ばない方は、
打ち出し角が低すぎて
ボールが高く上がらずに
キャリーが出ないからです。
また、インパクトでロフト角が
立ち過ぎているからなのか、
まず原因を探しましょう!
飛距離が出ない方は一度
ご自身のドライバーでSPINRATE(スピン量)を
計測してみましょう
アイアンのスピン量
アイアンでも
SPINRATE(スピン量)
は大切です。
クラブが短くなるほどスピン量は増え、
5番アイアンより
ピッチングウェッジの方が増えます。
また球の高さやグリーンに落ちてからの
ボールの止まり具合が大きく変わり
スピン量が多いほどグリーンで
ボールが止まるので
ランの計算をせずピンを直接狙っていけます。
トーナメントをみてるとプロゴルファーが
ウェッジでグリーンに落ちてから
ボールが戻ってくるシーンを
見た方も多いと思いますがあれはボールに強烈な
バックスピンが掛かっているからです。
スピン量の目安は
男子プロで各番手×1000倍が
理想とされています。
7番アイアンなら7000pmです。
ですがヘッドスピードが平均値の
アマチュアならそこから
1000pm~1500pm引いたくらいが適正値で
7番アイアンで5500pm~5800pm位を
目安でいいと思います。
逆にスピンが少なければ落ちてから
ランが出過ぎてしまい
グリーンをオーバーしやすくなります。
アイアンでスピン量が少ない人の主な要素は
スイングの原因
・インパクトで体が突っ込んでる人
・ハンドレイトでインパクトしてる
・ダフっている
・クラブパスがインサイドから入りすぎる
クラブとボールの原因
・クラブの芯に当たっていない
・ボールが合っていない(固さや素材)
・クラブの重心位置が合っていない
のような原因が考えられます。
ウェッジのスピン量を増やす要素
・ロフト角の大きさ
・バウンス角(広いほどスピンが掛かる)
・フェース面の溝の深さ(ミーリング加工)
・フェースの当たる位置
・フェースの向き
スイングの要素
・ヘッドスピード
・ハンドファーストでインパクトする
・ダフらない(これが一番)
・アタックアングルを大きく
またスピン量が増えると
風にものすごく影響されます。
例えばアゲンストの風で
バックスピン量が増えると
ボールが前に進む力より浮力により
球がふけ上がり全く飛びません。
風速5mならクラブ1番手か2番手大きくしないと
同じ距離は飛ばせなくなります。
いつも7番で150ヤードの人なら
130ヤード位しか飛びません。
左右の風にも大きく影響される
下記の図は
トラックマンの実験で
インパクト時のフェース面
・ヘッドスピード
・クラブパス
ほぼ同じ条件で風の強い日を
選んで同じ練習場の
左側と右側から打ち分けて
計測実験で風が
右から90度左に吹いたときと風が左から
90度右に吹いている時の差を表したものです。
[su_quote]上図)トラックマンのサイト引用[/su_quote]
図の通り曲がり幅が左右対称になっています。
スピン量が多ければ多いほど球が
フケ上がり風の影響を
大きく受けてしまいます。
これにサイドスピンが掛かれば
ボールはもっと曲がります。
SPINRATEをコントロール
出来れば飛距離アップはもちろん
アイアンショットの距離も
安定するので皆様、
ご自身の各クラブのスピン量を
計測してみてはどうでしょうか!
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